第10話 全段直結全段差動OTLアンプ製作は世界で初めてかも!
アンプの電源をOFFにしたあと、冷却ファンを30秒程、遅れてOFFにする回路の実体配線図です。
ミニチュアリレーはオムロンのG2R、タイマーリレーは同じくオムロンのH3Yタイプで両方ともコイル電圧はAC100Vです。コイル電圧は交流の100Vなので極性はありません。判りやすい様に線番を入れてますので、第9話の回路図中の線番と見比べて下さい。
ファン遅延の方法は他の直結シングルアンプでコンデンサの充電後の放電電圧の下降時間を利用し、トランジスタのしきい値ででONさせるタイマーも作成完成しましたが、今回はタイマーリレーに挑戦しました。ですがあまり小型にならなかったのでプリント基板の配線パターン(銅泊)カットをエッチング以外の個人レベルの工具で簡単に量産(個人での使用なのでたかがしていますが 笑)する方法も検討中です。
通電する前にはIN側に適正なヒューズが挿入されているのは勿論ですが、配線間違いが無いか何回も目視検査をして下さい。自己責任となります。各部へテスターを多数取りつけて通電後の電圧の上昇異常があったら、即、電源OFFにして下さい。間違いがあると通電後はリレーの接点が火花で焼ける。家のブレーカが落ちる。配線から煙が出るなど一瞬で結論が出ます。通電前に実施する目視は非常に大事です。「配線間違いが無い」と確信が持てるまでチェックしてONする程の用心深さが必要です。