第2回CDコンサート及び定例会が開催されました(Jazz喫茶テイクファイブ 長野県上田市)_2019年1月26日 (土)
今回の担当は 私です
前回参加者のリクエストで「パワーアンプ設計の基礎」とテーマは、すぐ決まったのですが2か月に一回の会ですので、油断していたら最後の2週間でのパソコンの資料作りがきつい事になってしまいました。(汗)
以前の暗中模索中の私を振り返ると、判らない事が多すぎて、模倣アンプを作りながら、どうしても起きるトラブルを解決しながらの理解だったのですが、1時間でのまとめには非常に無理があります
で、考えました。パワーアンプ回路を構成する抵抗値や電流値を「プレート抵抗=Rk」などの部品番号にし、実値を全部「**kΩ」と値を隠して、その値はデータシートのここから拾うし、この値が決まったから、ここはオームの法則でこういう値になるという方向でアンプ回路図の全部の部品番号の値を埋め、物語風にページを進めれば判りやすいのではないかと思いました。勿論、部品番号の付け方やオームの法則、合成抵抗、ワットの計算、インピーダンス、カットオフ周波数の計算や単位換算の解説のページも参考になるように最初の付近に配置しました。
どう転んでもオームの法則などは避けられませんが、メチャややこしくなるEp-Ip曲線などのグラフの解説はせずに、とりあえず「パワーアンプの部品の値を埋める方法を理解する」事を主眼にして電源回路まで23ぺージで構成しました。
一番最初に真空管本体の製作動画(15分くらい)を見て私の作成した資料での解説に入ったのですがやはり45分では終わらず、予想通り途中で時間切れとなりました。折角の資料は持ち帰って頂いたので、参加者各自の少しでも理解のお役に立てれば嬉しいです
イメージ出来ていないひとに説明するのには、「如何に枝葉の知識が多すぎて今回の記載に我慢しなければならないか」と焦ったのと「如何に私の知識の裏付けが取れていないのか」と感じて調査した時間が多かった事を資料作成中に感じました。
ともあれ、私のアンプ作りを楽しむ人生に取って小さいですけど知識の集約が出来たキッカケとなったのには間違いありません。バイアス電圧のいじり方や回路の設計方法、B+電圧の増減させる方法などのノウハウ関連を付加して第2版にマトメたいと思っています
次回開催は 3/30(土)になりました