
現在試聴しながらの執筆中です 2010年10月頃には基本回路図は出来ていましたので 長い
製作期間でした といっても数か月間 手を付けなかった時期も有りましたが ほとんど世間
では製
みたい欲望が勝り 何回も難題やトラブルにぶつかりながらの完成です まずは何故 全段差
動全段直結真空管アンプを作ろうとしたかですが 当時カップリングコンデンサを省く「
シングル真空管アンプを数台製作し 今までにない中高音のクリアな音色に魅了されていまし
た アウトプットトランスも省けたらもっと中低音のしっかりした音となるだと
路設計を始めたのは自然の流れでした 完成した今思えば トラブルのほとんどは勘違いでし
た 出来るだけ簡素な回路に心がけましたが 実質BTL回路ですので実際配線をしてみるとな
かなかの複雑さとなり
かりした音です 試聴に使用したMCカートリッジ DL-103 や B&Wのスピーカの素性の良さ
も相まって 聴き疲れしない もっと聴いていたい音です 私はそのような音が好みで それ
を目指してこのアンプを作りましたが 音色は非常に満足しています
*この回路方式は値を確定していない時点で平成28年に(2016年)実用新案を取得し 知人へ公開
していますので商用利用は出来ません ご注意願います 個人で製作改良し音色を楽しまれる
方の参考になれば嬉しいです

回路設計 など
1)初段01 12AX7(V11,V12)の定電流ダイオードを使った差動 = 出力管(V41L、
V42L)の駆動
2)初段02 12AX7(V21,V22)の定電流ダイオードを使った差動 = 出力管(V31L、
V32L)の駆動
3)出力官のそれぞれの管に同じ信号電圧(正逆)かつ 違う直流電圧を加えなければ
いけないのが難しい所です
例01 初段V11のプレート抵抗の上下 111は直流電圧は 113V 112は 231V
だが信号電圧はコンデンサ47μ/
4)
段だけ出力段だけで通電して初段だけ出力段だけで動作するよう
定します 初段のプレート電圧と出力段のグリッド電圧が合致すれば直結出来
合致しないまま直結にすれば出力段のバイアス電圧に影響して Ipがバランスしま
せん 出力端子(=左右の6082パラの中点同士)
らスピーカー出力端子_
0.2V以内に抑え込みましょう そうでない時はスピーカ保護回路のリレーがON
してスピーカを切
値を探る

5)スピーカ出力端子は交流信号(スピーカ駆動信号)
けません もし数十ボルト発生するとスピーカボイスコイルが高温発熱し 過大だ
と一瞬でコイルが断線してしまいます 対策として出力端子電圧を常時監視してい
て 直流が発生した時点でスピーカまでの配線を切り離すリレー回路を
保護しました それとそうならない様に DCバランスサーボ回路を使用して出力
段のバイアスを変化させて
込む回路を
スピーカ保護回路

スピーカー出力端子 電圧同期回路(DCバランスサーボ)

6)スピーカ出力は 2W(片ch)です 双極管の片方分でIp=100mAを流しパラ
レル接続し それをBTL回路(双極の片方分×16=stereo)
す maxが125mAの球なのでほどほどの動作点で使用し初段12
も実質は1段なので入力感度も低い為、
をさせない回路です 高出力や高感度に背を向けた 音色優先のアンプになりま
したが日常使いに不満はない非常に倍音豊かな
実体配線図 例

バイアス基板

トランス リレー PCC

真空管配置図

6082‗配線中

生の楽器 例えばギターやピアノは1音を出しただけで その音そのものの気持
良い音がでます その時には倍音が豊かに出ていますが 音楽はその連続上に組み
上がりますので もともと1音1音が素敵な音色である必要があります その音を減
衰させない為には出来るだけ増幅回路をシンプルにする必要が
直結であり BTLで有り 初段管1段でトーンコントロール回路無しなのです
販売が念頭にないアマチュアだからこその贅沢な設計なのです





以前に掲載の記事「第10話 全段直結全段差動OTLアンプ製作は世界で初めてかも!
2011年3月14日」
ので完成版を再度
思います このアンプの完成で 私の真空管アンプの製作は終了の予定です
今後予定しているラジコングライダーの設計製作が楽しみです
・ 「全段差動全段直結真空管OTLアンプ 交流ラウンジ」 2016年6月3日 UP
・ OTL_その後 2023年3月6日 UP
・ 第10話 全段直結全段差動OTLアンプ製作は世界で初めてかも! 2011年3月14日 UP