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音楽とオーディオ愛好家のサイトです

 「真空管のある風景」= マリーゴールド群生 と 12AX7

 

 

        「コロナ 鎮静化 !」 でも   < 密閉、密集、密接を意識し、避けて  >

 

 

          ” 素敵な 音楽 で気分転換 !! ”

 

 

  = 結局は、自分自身や身近な人が感染するとめちゃ後悔すると思いますよ。

 

  = ウィルスの特性を理解し「正しく恐れましょう」

 

  = 今は やるべき事をやりましょう! 「あの時は大変だった」と”ねぎらう宴会の 想い出” に

 

    しましょうよ。

 

 

= 他のサイトから引っ越して来ました。2019年8月31日に正式開設しました。宜しく~ =

 

 ☆ 「特集」の フルサイズ はこちら (1週間単位のダイジェスト版も有ります 外部サイトです)

 

 ☆  各オーディオ俱楽部の試聴会日程等の情報はこちら = 中止や延期が多いので当面更新しない予定です

 

 

 

第5話 直結アンプの実現_2

イメージ 1

画像のアンプは 2004年12月に ペンションすももの木 の例会に出品したオリジナル直結シングルアンプです。第4話での回路で構成しています。出品に当たって説明文の提出を依頼されて記録が残っていましたので、ついでに長文となりますが、転記します。次回は回路図をアップし、解説します
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6GW8sST アンプ 製作記
シャーシに丸パイプを使用した「7581sST」で参加した1回目が終了した7月に今回の「6GW8sST」の設計がスタートしました。参加のみなさんはさすが博識の方が多かったのでいままでに無いアンプを作ろうと思いました。コンセプトは「わがままアンプ」です。出来るだけ心に浮かんだイメージを忠実に再現したアンプです。 従来の自作シャーシデザインは金属の弁当箱型が多いので 1感電しない 2発熱を抑える を考慮し火傷や発火しない事に注意をすればもっと自由でいいのではないかと思いました。1 木を使う。 2 曲線で面取りをする 3 彫刻を取り入れる 4 ガラスやアクリル板を使用する 5 出来るだけ専門の人に加工してもらう という要旨で2ヶ月程案を練りました。彫刻を入れたいとイメージしたのに必要性を悩みましたが、食事のお皿だって絵柄なしでも良いはずなのに有ると素敵な一品になるのでイメージを優先しても良いのではないかという結論に落ち着き、シャーシ図面をパソコンで作成しました。シャーシは25mm板厚で彫刻入りの木と2mm厚のアルミにしようと決定し、早速加工してくれるお店探しです。前に行った事がある家具店へ行ったら工芸店も紹介され木地は家具店、彫刻は工芸店と共同制作となり、図柄も素敵な桜の枝に決定しました。アルミ板はNC(数値制御)で曲線を打ち抜いてくれる知り合いがあったのでお願いし、結局、十数回あたふたと詳細の打ち合わせに行き、アドバイスを貰い、また発想が広がり現実的な形になっていきました。ペンション「スモモの木」での出品の日の2日前にやっと完成し、なんとか御披露となった次第です。
アウトプットトランスのB電圧が高電圧で危険なのでカバーを兼ねてガラスを使った木製トランスケース2ヶを工芸屋さんに特注で作ってもらったのですが、取り付けるとアルミ面からはみ出す設計ミスの為に急遽、透明アクリルケースにした事、「面取りはもっと丸く、」「アルミ面と木部をつらいちに」など今後の宿題となりますが、他は十分満足がいく出来栄えと感じています。
最後に最大の特徴である電気回路ですが直結シングルをオリジナルで作成しだして4台目となります。この回路はロフティンホワイトに似ていますが別物です。「カソードよりグリッドの方がバイアス分低い電圧のはずだ」という単純な発想で私が発見しました。交流等価回路ではコンデンサ入力回路と同じですし、強力な自己バイアスが掛かっていますので、動作電流値も非常に安定していますし、より回路構成も単純です。音色ですが、直結ならではの緻密な描写と響きの良い音色で夢の中へ誘惑します   自画自賛 失礼 m(__)v
今回、木工関係、板金関係、ガラス加工、アクリル加工関係の知り合いが出来て、その業界の現状など垣間見させてもらったばかりではなく、非常にわがままな製作仕様を快く形にして貰いました。製作費が思いのほか超過しましたが、その分貴重な意見、体験や創造する。形にして行く快感はなにものにも換え難く次回作の構想を既にスタートさせています。そして、製作して行く工程で関わった人が「真空管アンプを聞いた事が無いので、是非、このアンプの試聴会を開いてほしい」と申し入れもあり、輪も広がりつつあります  感謝 !